2013年4月13日土曜日

MAN構築のすすめ(5:1G or 10G)

昨今は光通信の技術革新も進み、データセンターや大手通信事業者向け用途では100Gbpsも現実になって来ました。

富士通の発表
http://jp.fujitsu.com/group/foc/news/130315.html

シスコの製品

Cisco CRS-3 1 ポート 100 ギガビット イーサネット インターフェイス モジュール
http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/routers/crs1/prodlit/CRS-1x100GE_DS.html

シスコの場合、CFP-100G-LR4を使用すれば、短距離のMAN(概ね10km以内)なら、一対、2芯のダークファイバーで100Gbpsの通信が可能ですが、この製品はキャリア向けですので、エンタープライズ向けはもう少し時間が立たないと廉価な製品群は登場しなさそうです。

筆者個人としては、この時代なら間違いなく10Gモジュールをお薦めします。1Gbでも悪くはありませんが、これは使用するオフィスの規模、使用するアプリケーション(特に音声とビデオ)によります。
昨今の中規模から大規模の一般企業ならIP電話はテレビ会議システムは当たり前のように設置されていることでしょう。これらのトラフィックをうまく流してやりたい時、1GbpsでもQOSをしっかり仕込んでやれば、音声やビデオのトラフィックをストレス無く流すことができますが、10Gなら理論上、10倍スループットが早いわけで、いままで時間かけて1Gbpsのポートを通り抜けていたトラフィックが10倍(実際にはピッタリ十倍早いわけではありませんが)とは言わないまでも、かなりのパフォーマンス向上が期待出来ます。
特に、データセンターにインターネットの出口やファイヤーウォールがあってオフィスからいままで細いWAN回線を経由して接続していた場合、大幅なパフォーマンスの向上が望めます。


ダークファイバーの最も有効な点は、物理インフラを更新せずにさらに上流のテクノロジー(DWDMなど)を使用すれば、さらに大量のlトラフィックをさばくことができることです。

CWDMやDWDMについては後にふれたいと思います。

続く。

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